脊柱管狭窄
- 寝返りができない程腰が痛む
- 仰向けで寝られない程腰が痛む
- 立ち上がり時や起き上がり時に痛みで動けない
- 歩きはじめから腰に痛みがある
- 脚にしびれがある
まず初めに・・・
当整骨院には脊柱管狭窄や椎間板ヘルニアの手術を勧められていたり、また手術を受けたのに、施術を受けに来られる方がおられます。
この方たちの中には手術を受けられ、病院で「画像上では、もうなおっていますよ」と言われたにもかかわらず、痛みで立ち座りや夜中に寝返りを打つことができなかったり、下肢の痛みやしびれが残ったりする場合や、中には逆に状態が悪化する方さえおられ、今後の日常生活や仕事に不安を感じておられます。
脊柱管狭窄の実情
厚労省の委託事業である公益財団法人日本医療機能評価機構の腰部脊柱管狭窄ガイドライン2011によると、
「腰部脊柱管狭窄に対する手術の長期成績は,4~5年の経過では総じて患者の70~80%において良好であるが、それ以上長期になると低下することがあると」し、
「8~10年以上になると、平均して65%に落ち着く」と述べています。
またアメリカのリウマチ専門医である、Jeffrey Katz博士らが脊柱管狭窄の除圧手術を受けた患者の術後追跡調査を行ったところ、
- 30%以上の方が重度の腰痛を抱えている
- 50%以上の方が200mの距離も歩けない
- そのうち25%の方がやむなく再手術を受けている
という驚くべき結果が出ています。
これはつまり日本やアメリカにおいて、
手術を受けた方の約4割の方が術後何らかの不調を訴えていることになります。
なぜ手術しても回復しないのか?
日本整形外科学会によると
- 長い距離を続けて歩くことができず、歩行と休息をくり返す(間歇性跛行)
- 腰痛はあまり強くなく、安静にしている時にはほとんど不調はないが、背筋を伸ばして立っていたり歩いたりすると、太ももや膝から下にしびれや痛みが出て歩きづらい。
しかし、すこし前かがみになったり、腰かけたりするとしびれや痛みは軽減される。 - 進行すると、下肢の力が落ちたり、肛門周囲のほてりや尿の出が悪くなったり、逆に尿が漏れる事もある。
と脊柱管狭窄の不調について書かれています。
特に3番目に挙げた筋力低下や排尿障害のような不調がある場合は、手術を視野に入れるべきだと考えられますが、実際に整形外科を受診し腰部脊柱管狭窄と診断された方の80%以上は、ガイドラインには記載されていない動作時や安静時の痛みを訴えているのです。
神経が圧迫されると?
要するに言い方を変えると、脊柱管狭窄により神経が圧迫されても、
- 寝返りができない程腰が痛い
- 仰向けで寝られない程腰が痛い
- 立ち上がり時や起き上がり時に痛みで動き辛かったり、歩き始めから腰に痛みがある
このような動作時の強い痛みは医学的な見地からしても出現しないことは明白であり、手術によって神経の圧迫を除圧しても、動作時の激痛の原因が神経の圧迫によるものではないため、痛みがおさまらないのは当たり前なのです。
なぜ手術が行われているのか?
ではなぜこのように神経からの不調ではないものが対象にされ、手術まで行われてしまうのでしょうか?
それは、
- MRIやレントゲンなど画像による診断のみで、動作時の痛みの原因の追究がなされていない。
- 整形外科では脊柱管狭窄や椎間板ヘルニアなどの病名を付けないと、強い痛み止めやブロック注射、またリハビリなどの対処ができず、(より高い)保険請求が行えない。
以上の理由が挙げられます。
実際、当整骨院には狭窄やヘルニアがあるにもかかわらず、痛みのない人もおられます。
では脊柱管狭窄や椎間板ヘルニアと言われた多くの人が抱える動作時の痛み。
つまり、
- 寝返りができない程腰が痛い
- 仰向けで寝られない程腰が痛い
- 立ち上がり時や起き上がり時に痛みで動き辛かったり、歩き始めから腰に痛みがある
このような不調の本当の原因はいったい何でしょうか?
脊柱管狭窄の根本原因は?
それは関節の機能障害です。
関節が本来持っている機能を失っているために障害、つまり痛みが出ているのです。
理学療法士である山内義弘先生が、25,000症例・75,000回以上の治療実績と、100,000人以上の臨床データにより、これらの痛みがある人には特有の関節障害があることを発見されました。
それは胸椎と肋骨をつなぐ「肋椎関節」の機能障害で、この肋椎関節の動きの悪さが体を動かす時の激痛の原因だったのです。(AKS SALON 麻布東京)
山内先生の分析では、脊柱管狭窄の原因のベスト3として、
- 第1位:肋椎関節(全体の60%)
- 第2位:仙腸関節(全体の20%)
- 第3位:骨盤まわりの筋肉障害(全体の10%)
と言っておられます。
この脊柱管狭窄特有の肋椎関節障害から回復させられる方法が、山内先生が開発されたAKS療法なのです。
関節治療を専門とするAKA-博田法をさらに進化・改善させたAKS療法は何カ月も続く動作時痛でも、関節の機能障害が原因であれば回復されています。
当整骨院ではこのAKS療法を行い脊柱管狭窄、椎間板ヘルニアの施術を行っております。
まつもと鍼灸整骨院のAKA・AKS療法
当整骨院のAKA・AKS療法とは
AKA・AKS療法は痛みの原因である関節の機能障害を取り除く技術です。
AKS療法はAKAをさらに進化させて関節だけでなく、筋肉に原因がある場合にも対応した施術法です。
痛みが出ている場所が直接原因になっていることもありますが、本当の原因は別の場所にあることもあります。
例えば、いわゆる坐骨神経痛のような足に痛みがでる状態は、本当に悪いのは腰であり足ではありません。
要するにいくら足に施術をしても回復しないわけです。
つまり実際に痛みが出ている場所が本当の痛みの原因ではないことが非常に多くあります。
この2次的な痛みのことを関連痛といいますが、この痛みのほとんどの直接の原因となっている場所が骨盤にある仙腸関節です。
仙腸関節には体の他の関節をコントロールする機能がありますから、仙腸関節のズレをリセットしてその可動域を正常にして機能を取り戻すことで、腰の関節に負担がかからないようになります。
さらに腰の関節の状態が良くなる事で足に出ている不調も回復していきます。
長く歩けないが少し休むとまた歩けるというような間欠性跛行のある方は、腰椎の弯曲性に問題があるので、その弯曲状況をチェックさせて頂き、弯曲異常がある方にはそれを正常へと促す施術と自宅で行って頂く体操の指導をさせて頂きます。そうすることで早期の回復を目指せます。
また体操が難しかったりなかなか続かなかったりする方には EMS というトレーニングの機械もございますので、ご相談を頂ければと思います。
EMSの詳細についてはこちら
また、手術を受けたのに痛みやしびれが回復しなかったり、手術後、数年経過した後で脊柱管の狭窄がなくなったにも拘らず痛みがぶり返す方もいらっしゃいます。
このような方にもAKA・AKS療法をお勧めします。
当整骨院では施術を4段階に分けて進めていきますが、その中で鍼治療が必要な場合があり、AKA・AKSと併用して行うことで回復までの期間を短縮できます。
当院の脊柱管狭窄の施術例はこちらからご覧ください。
もし、これらの施術例で該当するようなものがあったり、気がかりな点がございましたらお気軽に当整骨院までお電話にてご相談下さい。