ゴルフ肘・肘の内側の痛み
- ゴルフのスイング時に肘の内側が痛む
- 肘の内側の骨が出ている所をを押さえると痛む
- 手首を掌の方向に動かすと痛む
- 痛みでドアのノブが回せない
- 重い物が持てなくなった
このような症状でお困りではありませんか?
中高年でゴルフを楽しんでいるい方は多いですが、若い頃は痛くなかったのに中年期以降になって肘の痛みを訴える方がおられます。
年齢を重ねることで腰や股関節が固くなりスイング時の回旋がしづらくなると、手打ちになり手首だけでクラブを振ろうとします。そうすることで前腕部の内側の筋肉にかかるる負担が増えてきます。
そうすると筋肉が固くなり伸び縮みしなくなることで、肘の内側にある筋肉の付着部に引っ張られるストレスがかかりその部分が炎症を起こすようになります。
ゴルフ肘の原因
ゴルフ肘の原因は、肘の関節の内側の部分に炎症が起こることです。
では、なぜこの部分に炎症が起きてしまうのでしょうか?
それは前腕部がわずかに回外制限を起こすからです。
回外制限とは手のひらが完全に上を向かなくなり腕が外側に開かなくなることを言いますが、なぜこの回外制限が起こるかというと、その理由は2つあります。
① 関節の動きが悪くなることによって起こる制限
② 筋肉のスパズムによって起こる制限
この2点です。
腕の前腕部を動かす関節は2ヵ所あります。
それは上橈尺関節と下橈尺関節というもので、手首の部分と肘の部分にあります。
上下の橈尺関節は車軸関節と言って骨の形状が車輪のような形をしており、この骨が回るような動きをするため手のひらが上を向いたり下を向いたりする動作をすることができます。
ところが関節の動きが悪くなると、この動作ができなくなりさらに周りの筋肉にも負担をかけてしまいます。
筋肉のスパズムによって起こる制限
筋肉のスパズムとは、筋肉が伸び縮みせずに固くなっている状態を言います。⇒詳細はこちら
ではスパズムはなぜ起こるかというと、これは練習などによる過度の使い過ぎ、または手首ををよく使い前腕部の筋肉に負担をかける作業の連続が原因です。
筋肉が伸び縮みしない状態なので、当然筋肉が動かすもの=関節の動きも悪くなってきます。