猫背(姿勢不良)
- まわりの人によく姿勢が悪いと言われる
- 自分でも最近背中が丸くなってきたと感じる
- 勉強や仕事で座ることが多い
- 腕が上まで挙がらない
- 肩こりや頭痛は慢性的だ
このような症状でお困りではありませんか?
猫背は外見から見ても背中が丸くなっており姿勢が悪く、また背筋がピンと伸びている方が若々しく見られるのに対して、年齢より老けて見られがちです。
そしてそれよりもっと重要なのが、猫背によって出現したり悪化する疾患があるということです。
猫背になると、肩こりや首や腰の痛み、頭痛、また肩から腕にかけての痛みや手のしびれなどの神経症状まで引き起こします。
猫背はただ単に背中が丸くなるものだけではありません。頚椎のヘルニアによる神経症状をさらに助長する場合もあります。
猫背の評価方法は立っている状態で体を横から見て、肩より首の位置(耳のライン)が前に来るようになっているかどうかをまず診ます。
首の位置が肩より前にくることで、首の後ろ側の筋肉に負担をかけたり、また肩甲骨が位置異常を起こすようになることで腕が上がらなくなることもあります。これはいわゆる五十肩・四十肩を起こす人の大半が、猫背になっていることからも分かります。
姿勢不良の原因は?
姿勢不良の原因は肩甲骨の位置異常です。
肩甲骨の位置異常は2種類あって、
①肩甲骨前方回旋がひどい物と ②肩甲骨の下方回旋がひどい物になります。
①肩甲骨の前方回旋とは
猫背の人を横から見ると肩が巻いているように見えます。これは俗にいう「巻き肩」と呼ばれるものですが、これは肩甲骨が正常な状態から前側に倒れている状態です。
②肩甲骨の下方回旋とは
体を後ろから見た時に肩が下がって見える場合があります。これは俗にいう「なで肩」と呼ばれるものですが、これは肩甲骨が正常な状態から下側へ下がっている状態です。
①のように肩甲骨の前方回旋が強くなることで、腕を上に挙げることで出やすくなる過外転症候群(胸郭出口症候群)などの症状が出やすくなり、(⇒詳細はこちらをご覧下さい)
②のように肩甲骨の下方回旋が強くなることで、腕を下に垂らしておくことで出やすくなる頚椎椎間板ヘルニアなどの症状が出やすくなります。(⇒詳細はこちらをご覧下さい)
当院での猫背施術
大阪府門真市の、まつもと鍼灸整骨院では猫背の施術を以下の通りに行います。
①肩甲骨の前方回旋は、肩甲骨の前側にある小胸筋という筋肉が筋スパズム(筋肉が凝り固まっている状態)が原因です。この筋肉に対してMCRを行うことで改善することが期待できます。
②肩甲骨の下方回旋は、肩甲骨の後ろ側にある肩甲挙筋・小菱形筋・大菱形筋という筋肉のスパズムが原因です。この筋肉に対してMCRを行うことで改善することが期待できます。