自律神経失調
- 寝つきが悪かったり、夜中に良く目が覚める
- 便秘が続く 肌が荒れやすい
- 夏でも手足が冷たくなる 足がむくみやすい
- 風邪をひきやすく疲れやすい 免疫力の低下がある
- おなかがすかなかったり胸やけがあったりなど胃の調子が悪い
このような症状でお困りではありませんか?
上記の症状以外でも、検査しても正常で原因が不明で出ている症状、例えば何をしても治らない肩こりや腰痛、めまいや耳鳴りや息切れ、息苦しさ、動悸、のどの不快感などは自律神経の乱れによって出ている可能性が高いです。
病院で検査しても良くならない症状は、原因がはっきりしていないので治療方法がなく「ストレスを溜めないようになるべく運動しといたらそのうちに治りますよ」と言われて放置されていることが多いです。
でも実際の所放置しておいても治ることはありません。むしろ悪化する場合さえあります。
ではなぜこのような状態になってしまうのでしょうか?
自律神経失調の原因は呼吸の乱れにあります
自律神経は交感神経と副交感神経に分れますが、このうちの交感神経が優位になることで、これらの症状は出やすくなります。
交感神経は体が活動している日中に優位になって、体を動かしやすくする作用がありますし、夜になると交感神経より副交感神経が優位になるために体を休めるように作用します。
しかしこの2つの系統のバランスが崩れることにより体のリズムがバラバラになり、体をコントロールできなくなり不調を訴えるようになります。
この自律神経をコントロールしているのが、いつも私たちが行っている呼吸です。
人間は呼吸するのが当たり前なので自覚症状はほとんどありませんが、普通に呼吸しているつもりでも実は微妙に変化が起きています。
交感神経優位になって起こる体の変化とは?
では実際にどのような変化が見られるかと言うと、
① 呼吸数の増加
② 脈拍数の増加
③ SPO2(血中酸素濃度)の減少
④ 姿勢の変化(体が丸みを帯びてくる 猫背)
などが挙げられます。
交感神経が一番働いている時というのは、体が活動的でまた興奮している時です。例えばスポーツをして体をよく動かしている時やケンカをして怒っている時などですね。
そういう時は、呼吸も荒くなるし、脈拍数も早くなります。また体を動かす時に大量に酸素の消費が行われるので、血中の酸素濃度が低くなります。
交感神経優位になっている人の体は、運動をしていなくても常に交感神経が活発に働いているサイクルに入っているため、例えば夜になっても体が興奮状態にあるために寝つきが悪くなりますし、末梢の血管は収縮してしまうので血流が悪くなることで冷え性や肩こりが起こりやすくなります。
自律神経失調に対する当院でのアプローチ
これらのことをまとめると、自律神経失調症の方は、体内の酸素不足により①呼吸数が上がり②脈拍数も増え③血中酸素濃度も減少するということが言えます。
さらに④猫背の方は体が丸くなるために肺の容積が少なくなり、その結果1回に取り入れる酸素の量が不足するので酸素不足になりがちになります。
結論は自律神経の乱れを正常化するために必要なことは、呼吸の正常化なのです。
この自律神経の不調を無くすために、当院では呼吸改善プログラムを組んで施術を行っております。
まず実際にSPO2(血中酸素濃度)を計測したり、呼吸数など必要な項目を正しく評価させていただきます。そして基準値に満たない項目に対してしっかり戻すようにサポートさせていただくようにします(SPO2は98%未満)。
具体的なプランニングとしては、
①呼吸の評価 → SPO2(血中酸素濃度)の計測、呼吸数の計測
③姿勢改善のための、肩甲骨・骨盤周囲のMCR(筋細胞リリース)
④強制吸息筋(胸鎖乳突筋・斜角筋)のMCR(筋細胞リリース)
⑤吸息筋(横隔膜・外肋間筋)のMCR(筋細胞リリース)
⑥呼息筋(内肋間筋・胸横筋)のMCR(筋細胞リリース)
⑦AKSセルフトレーニング
⑧補足的にAKSクラニアル
以上のようなプログラムを組んで行います。
もしご自身か周りに該当する方がおられましたら、当院までお気軽にお尋ね下さい。