手根管症候群
- 自転車に乗ると手がしびれてくる
- ドライヤーで髪を乾かしていると手がしびれてくる
- 夜中や明け方にしびれることがある
- 仕事や家事でよく手を使う
- 病院で手根管症候群と言われ手術を勧められているが、できれば受けたくない
このような症状でお困りではありませんか?
手根管症候群は手をよく使う仕事の方に多く発生します。
手首の手のひら側の関節の中には手根管という骨と靭帯(屈筋支帯)で挟まれ囲まれたトンネルのような部分があります。
このトンネルの中には指を曲げる時に使う屈筋腱と神経(正中神経)が通っていますが、トンネルの中でこの神経が圧迫されることで指先のしびれや指のこわばりなどの症状が出てきます。
手根管症候群の原因は?
手根管症候群が発症しやすいのは手首の骨折や脱臼後が多く、その他には手首にできた腫瘍が原因である場合や仕事や日常生活での手首の使い過ぎによっても発症します。また女性の妊娠期や出産期、更年期時にも発症が多いことで知られています。
このように手根管の中を通る正中神経がいろいろな原因で圧迫されることで発症しますが、腫瘍によるものは手術でこれを切除しなければ治りません。
しかし手術をせずに症状を改善できるものもあり、それは仕事や日常生活での手の使い過ぎによって、手首の関節や周囲の筋肉に負担をかけることで発生する以下の2つのことが原因で起こる場合です。
①関節の機能障害
手根管は手根間関節という手のひらにある関節の上を通っていますが、この手根間関節の機能障害(関節の動きが悪くなっている状態)が原因で神経に対しての圧迫ストレスが発生して症状が出る場合があります。
②筋肉の機能障害
指を曲げる時に使う指屈筋腱が神経と並んで手根管の中を通っていますが、この指屈筋腱が使い過ぎによって炎症を起こして腫れることで、この神経を圧迫し症状が出る場合があります。
また手首を掌屈(手のひら側に曲げる)時に使う筋肉である、橈側手根屈筋、尺側手根屈筋、長掌筋などの筋肉に負担をかけて筋スパズムが起こることで、同時に指屈筋腱に負担をかけて炎症が起こります。
手根管症候群の施術方法
大阪門真市の、まつもと鍼灸整骨院では上記の①②に対する施術を以下のように行います。
①骨盤にある仙腸関節の評価を行い、まず初めにこの部分の施術を行います。
AKA療法により仙腸関節にあるレセプターにし刺激を与え、対象関節(ここでは手根間関節)の動きが出やすい状態にしておきます。
その後、手根間関節に対してのAKAを行い関節を滑らかに動かす施術を行います。
これを行うことで手根管内部のトンネル内の容積を元通りにして、間接的に正中神経の圧迫を起こしにくいようにします。
②指屈筋と手首の掌屈筋である橈側手根屈筋、尺側手根屈筋、長掌筋などの筋肉に対してのMCRを行います。
これを行うことで手根管の中を通る腱の腫脹を軽減させ、直接的に正中神経に対する圧迫を取り除きます。