五十肩・四十肩(肩関節周囲炎)
- 腕を上げると肩が痛む
- 夜寝ていても痛みで目が覚めることがある
- 朝起きる時に痛みで動かしにくい
- 腕を後ろに回すと痛む
- 安静にしていても痛むことがある
肩関節周囲炎は一般的にはや五十肩・四十肩と呼ばれることが多いです。
これは発症する年齢が40歳から50歳代に多いからです。なので60歳で発症しても五十肩になります。
五十肩の症状の特徴は、まず腕を動かす時の痛みがあります。腕を上げるときや後ろに回わす時などです。
もう一つの特徴は夜間痛です。これは夜寝ている時に痛むもので、特に痛みのある方を下にして寝ていると痛みが強くなります。
五十肩はなぜ起こるのか?
五十肩の原因は加齢によって肩関節を覆っている袋や、腱板という腕の骨を吊り下げている部分の柔軟性がなくなくなり固くなることで起こると考えられています。
そういう骨以外の部分を軟部組織と言いますが、軟部組織の変性(老化)は知らず知らずのうちに起こっています。
肩関節の可動域(関節が動く範囲)は180°で非常に広いため日常的に可動域をいっぱいまで動かす人以外は症状の出現に気づかない人がほとんどです。
徐々に可動域が制限されてきて日常使う範囲まで制限された時に突然痛みを感じるようになります。
肩関節が動く時のメカニズム
腕を動かす時は当然肩関節が動くわけですが、実は肩関節だけが動くわけではありません。
腕を上げる時には上腕骨(腕の骨)以外にも胸椎・肋骨・鎖骨・肩甲骨が動きます。
この骨に拘わる全ての関節が正常に機能することによって腕は正常に動きます。
特に背中にある胸椎と肋骨の間にある肋椎関節(ろくついかんせつ)は非常に重要です。この関節が正常に機能するようになることで夜間痛も無くなっていきます。
五十肩で肩の痛みを訴えている人のほとんどは、この肋椎関節が正常に動かずに機能していません。
肋椎関節が機能するようになるために必要なこと
肩関節が正常に動くようになり肩の痛みがなくなるためには、胸椎・肋骨・鎖骨・肩甲骨にある関節、特に肋椎関節が正常に動いて機能する必要があると説明しました。
でもこれらの関節が正常に機能するようになるためには、もう一つ重要な関節があります。
これが骨盤にある仙腸関節です。
この仙腸関節が正常に機能するようになって初めて、これらの関節が正常に機能するようになるのです。
当院では五十肩で肩の痛みがある方でもまず土台の部分の仙腸関節から施術します。
仙腸関節に異常のない方もおられますから、そういう場合はそのほかの関節の治療だけでも十分回復してきます。
そういう理由で、肩の治療を受けられる前には、まず仙腸関節をチェックされることをお勧めします。
当院の五十肩の施術例はこちらからご覧ください。
もし、これらの施術例で該当するようなものがあったり、気がかりな点がございましたら当院までお電話にてご相談下さい。