膝の内側からふくらはぎにかけての痛み
- 膝の内側からふくらはぎにかけて痛みやしびれがある
- ふくらはぎの内側から足首の内側にかけてチクチクするような痛みがある
- 夜中や安静時に痛みやしびれが出ることが多い
- 整形外科で伏在神経絞扼障害と言われた
- 整形外科で薬を処方されたが効果がない
このような症状でお困りではありませんか?
伏在神経とは太ももの内側にあり、内転筋の傍を通りハンター管を貫通して下方向に伸びています。
伏在神経の周りには縫工筋や大内転筋、内側広筋などがあり、これらの筋肉がスパズム(凝り固まって伸び縮みしない状態)を起こすことによって伏在神経にストレスを与える事があり、この神経症状のことを伏在神経絞扼障害といいます。
また内転筋管(ハンター管)の中で伏在神経が締め付けられるものを、ハンター管症候群といいます。
どちらも伏在神経が圧迫されるので膝の内側からふくらはぎの内側にかけての痛みやしびれが出ます。
伏在神経絞扼障害の原因
伏在神経絞扼障害(ふくざいしんけいこうやくしょうがい)は、脚の神経が圧迫されることによって痛みやしびれが生じる状態です。これを理解しやすく説明するために、まず神経とその役割について簡単に説明します。
神経は、脳や脊髄から体の各部分に信号を送る「電線」のようなもので、感覚や運動をコントロールしています。伏在神経は、脚の内側を通り、感覚を伝える役割を持っています。
この障害の原因は、伏在神経が何らかの原因で圧迫されることですが、具体的には以下のような状況で神経が圧迫されることが多いです。
- 長時間の同じ姿勢 – 長時間座ったり、膝を曲げたままにしたりすることで、神経が圧迫されることがあります。
- 外傷 – 膝や脚に強い衝撃を受けると、周りの組織が腫れて炎症を起こすことで神経を圧迫することがあります。
- 筋肉や腱の問題 – 筋肉や腱が過度に緊張していたり、炎症を起こしていたりすると、神経が圧迫されることがあります。
- 装具などでの圧迫 – 運動時に装着するプロテクターやレッグガードなどをくり返し使用することで、圧迫されることがあります。
- 手術後 – 膝の人工関節の手術後に出ることがあります。
このような原因によって脚に痛みやしびれが出ます。特に膝から下の内側部分に集中することが多いですが、筋力が低下を起こすことはありませんし、膝関節を曲げ伸ばしして動かしても痛みは出ません。
伏在神経絞扼障害のメカニズム
伏在神経絞扼障害の具体的なメカニズムの一つは、縫工筋による神経の絞めつけです。
伏在神経は縫工筋を貫通しているので、単純に縫工筋が上記のような原因でスパズムを起こすことで神経を締めつけ症状が出るようになります。
もうひとつが内転筋管(ハンター管)による締めつけです。
伏在神経は内転筋管の中を通るのですが、内転筋管自体が神経を圧迫することがあります。
大阪府門真市の、まつもと鍼灸整骨院での施術方法
大阪府門真市の、まつもと鍼灸整骨院での伏在神経絞扼障害の施術方法は、神経を圧迫している原因の筋肉をAKS療法によるMCRという施術方法によって緩めることにより神経へのストレスを軽減させ、神経症状の改善を行います。
まつもと鍼灸整骨院では、伏在神経絞扼障害に対して、以下のような治療を行っています。
1. AKA療法(関節運動学的アプローチ)
AKA療法は、関節の微細な動きを調整して筋肉や神経への負担を軽減する治療法です。
2. AKS療法(解剖運動生理学的治療)
AKS療法は、山内義弘先生が開発した治療法で、「Anatomy(解剖学)」「Kinesiologic(運動生理学)」「Science(科学)」の頭文字を取った名称です。
AKS療法は、関節の本来の動きを取り戻したり、筋肉のスパズム(こり固まり)や筋肉が本来持っている収縮性を改善して、痛みの根本原因を解消することを目的としています。
特に伏在神経にストレスを与えている縫工筋、大内転筋、内側広筋、薄筋などの筋肉を中心に、これらの筋肉のスパズムを改善し神経絞扼から解放します。