変形性膝関節・膝の痛み
- 膝が曲がらない、伸びない、動かすと痛い
- 歩くと痛む
- 階段の上り下りがつらい
- 病院で手術が必要と言われたがしたくない
- 病院で手術を受けたがまた痛くなった
このような症状でお困りではありませんか?
変形性膝関節症は日本人には多く、現在では人工膝関節の手術も多く行われるようになってきました。私は以前300床以上ある中核病院の理学診療科で働いていたことがありますが、その当時でも手術をしたのに痛みが取れなかったり(最近は手術の成績は向上しています)、手術直後は痛みがなかったのに暫くしてから再発した方もいらっしゃいました。
病院勤務時代には手術したのに痛みがぶり返すなんてどういうことなんだ? と、とても疑問に感じていた時期がありました。当時は来院される患者様に対して(人工関節はマイクロ波や低周波治療はできないので)ホットパックで温めたり膝にマッサージをするだけで、効果が期待できないことを分かっていながら整形外科医の指示通りに行うだけでした。
変形性膝関節症とは?
変形性膝関節症とは、膝関節を構成している大腿骨(太ももの骨)と脛骨(下腿部の骨)の関節面にある骨の一部や軟骨がすり減って、関節が腫れたり痛みが出る病気です。
膝関節が変形(整形外科でレントゲン画像上で骨棘と言う骨の変性が認められると、その部分が変形していると指摘されます)すると、外見もO脚を呈してきます。変形と痛みの度合いが合致すると手術を勧められるようになります。
一般的にはいきなり手術することはありませんが、痛み止めやブロック注射を続けて効果が無くなった場合も同様に手術を勧められるようになります。
変形性膝関節症の一般的なリハビリ
整形外科や一般的な整骨院では、膝を温めたり電気を当てたり、また太ももの筋力をアップする筋トレを行うことが多いです。
しかし、筋トレは予防のためには役に立ちますが、積極的に治すために行うものではありません。第一、膝が腫れて痛い時に筋トレはできませんし、当然ながらやるとますます痛みがひどくなってしまいます。
ではどのような施術が変形性膝関節症には最も良いのでしょうか?
当院での膝関節に対する施術方法
当院では膝関節に対しては2種類のアプローチを行います。
①まず変形の進行が強くなく、拘縮(膝関節が固くなって曲がりが悪くなっている状態)があまり出ていない状態では、仙腸関節と腰椎と足関節を施術することで良くなっていきます。
足関節には膝や股関節を動かす筋肉が正常に働くように促すセンサーが多く存在しているので、このセンサーの働きを正常化するだけで改善できる場合があるからです。
②しかし、拘縮が強く関節の動きが悪い場合は①と膝関節の動きを悪くしている筋肉に対しても施術を行う必要があります。レントゲンで膝の軟骨がすり減って骨同士が完全に引っ付いてしまっている状態では手術を視野に入れる必要がありますが、そうでない場合は良くなる可能性があります。
変形があり(程度にもよりますが)歩きすぎたりして急性に膝が腫れて痛みが出ている場合でも、仙腸関節と膝関節に的確にアプローチすれば、その後圧迫することも必要ですが割と早期に回復していきます。
膝関節自体の施術は関節の可動域を増やすために関節包内運動といって、関節の遊びをつけていく施術を行います。特に膝は関節を曲げる時にほんの少し内旋(内側に捻じれる)しますので、その動きを出すための操作をします。
③特に歩行時や階段を降りる時の痛みは膝蓋骨と言われる膝の「お皿」の動きが悪くなることでも引き起こされ、これが関節が変形を引き起こす最初の原因とも言われています。
このお皿の動きを滑らかにしてくれるのが太ももにある広筋という筋肉です。
この広筋の収縮性(働き)が悪くなることが歩行時の膝の痛みの原因になっていることがほとんどです。
当院ではAKA・AKS療法を用いて、関節の動きやお皿の動きを改善し、痛みの改善を行います。
またトレーニングによって広筋の働きを改善することもお伝えしております。
トレーニングはセルフトレーニングとEMSという機械を使って行うトレーニングの2種類があります。
EMSについての詳細はこちら
当院の変形性膝関節症の施術例はこちらからご覧下さい。
もし、これらの症状で該当するようなものがあったり、気がかりな点がございましたら当院までお電話にてご相談下さい。