2014/08/23【 交通事故・むちうち 】
門真市の、まつもと鍼灸整骨院です。
先日、ある患者様から問い合わせの電話がありました。その内容はと言うと、「交通事故に遭って3カ月経ったけど一向に良くならない。病院へは定期的に通院して投薬と首の牽引をしてもらっているが、良くなるどころか返って痛くなったり、ものすごく気分が悪くなることもある」という事です。
確かに僕が以前勤めていた整形外科でも、むち打ちの方に首の牽引を行っていました。
牽引療法は頚椎自体に変形があったり椎間板ヘルニアであったりした時に、椎間を開く(本当に患部が開いているかどうかは?)ことで症状の軽減が期待できる治療法です。
ところが、これがむち打ちである頚椎捻挫について症状の軽減が期待できるかと言うと、これは??? という事になります。なぜかと言うと、頚椎捻挫はX線撮影をしても骨に異常はみられず、原因は骨以外の構成体にあるので首を引っ張って椎間を広げても効果は期待できないからです。しかし未だにむち打ちに対して頚椎牽引のオーダーを出す医者が多いのも事実です。これはどういうことだろう? と考えた結果、おそらく他にすることがないのではないかと思うのです。話せば長くなるので割愛しますが、たぶんそういうことだと想像できます。そういう裏話的なことはまたそのうち機会があれば話そうと思います。
では、頚椎捻挫に対して当院ではどのようなアプローチをするかというと、10日から2週間程経って急性期を過ぎた頃から運動療法を開始します。首の可動域に制限があり痛みがある場合は直接首にアプローチするのではなく、仙腸関節(骨盤)を緩める骨盤矯正を行います。これを行うことで首の筋肉の緊張が落ちて可動域が改善され痛みが軽減するからです。そして徐々に胸椎、頚椎を調整して正常な状態に戻していきます。むち打ちのタイプを書いたものが当院ホームページ(門真市交通事故・むち打ち治療.com)に掲載していますので、当てはまるものがあるかどうかチェックしてみて下さい。もし当てはまるものあればぜひ当院にご相談下さい。
投稿日:2014/08/23