筋細胞リリース(MCR)とは?
筋細胞リリース(以下MCR:Muscle Cell Release)とは、解剖 -運動生理科学に基づき、筋繊維内細胞の収縮性と伸張性を引き出すことにより、筋本来の機能を引き出す技術です。
MCRの対象となる筋肉は、筋繊維内の細胞が凝り固まって伸びも縮みもしない筋肉です。
この筋肉が筋細胞レベルで伸びも縮みもしない状態をspasm(スパズム)といいます。
筋スパズムが起こるメカニズム
AKS治療®より抜粋
筋肉の最小単位は筋節、つまり筋繊維細胞です。
この筋節は太いミオシンフィラメントと細いアクチンフィラメントからなり、これらが連なって、筋原線維や筋繊維となり、これらが束となって一つの筋肉になります。
筋スパズムは、このミオシンフィラメントとアクチンフィラメントで構成されている筋節が、縮み切った状態でさらに伸びも縮みもしない状態にあります。
この状態に陥ると、筋肉は伸ばすこともできなければ収縮させることもできなくなり、様々な機能障害を引き起こすことになります。
例えばこの筋スパズムが上腕二頭筋という腕の力こぶを作る筋肉に起こったとします。そうすると肘が軽く曲がった状態で固まり、曲げても伸ばしても痛むようになります。
軽いスパズムは筋トレを行った後にも起こります。これは生理的なスパズムなので放置しておいても勝手に治りますが、病的なスパズムは放置しておいても治らず、逆に隣りの健康な筋肉との間の滑走性が悪くなることで症状が悪化することになります。
筋スパズムの改善方法
大阪門真市の、まつもと鍼灸整骨院ではAKS療法開発者の山内義弘先生が考案された筋細胞リリース(MCR)を使って筋スパズムに対してアプローチします。
その特徴は、
・どの筋繊維にspasm(こり固まり)があるかを簡単かつ正確に検査できる(原因診断)
・脊髄を介して筋の活動を抑制する刺激法を開発施行(生理学的根拠)
・患者様の軽い運動を利用しながらの刺激によりspasmを改善する(運動学的根拠)
この筋肉に対するAKS治療®により、関節への治療が及ばない筋原性の五十肩や膝関節疾患、一部の脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアなどの痛みを根本治癒することが可能である。(AKS治療®より抜粋)